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サウンドテーブルテニス​

Sound table tennis

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長野県障がい者スポーツ推進
プロジェクト実行委員会
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どんな競技?

 視覚障がいのある選手が行う卓球競技です。

 

 使用するボールには金属球が入っており、転がると音がします。

 ボールはネットを超えてコートを行き交うのではなく、ネット

と台(テーブル)の間の4.2㎝のすき間を通って、転がりながらコートを行き来します。

 ラケットは、ラバーのはられていない木製のものを使用します。

 選手はアイマスクやアイシェードを装着し、ボールが転がる音を頼りに競技をします。

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競技の概要

<用 具>

▷テーブルは一般の卓球台と同じ大きさです。

 テーブルの端には高さ1.5cmのエンドフレームが、またテーブルの両サイド

 には、エンドからネットに向け60cmの長さのサイドフレームが取り付け

 られていて、転がったボールがテーブルから落下しないようになっています。

▷ボールは、直径4.0cm~4.06cmの球体で、中に金属球4個が入っています。

▷ラケットは木製で、打球時に音がするよう、ラバーははられていません。

 

<試合の流れ>

▷主審の「プレー」の宣告がされた後、10秒以内にサーバーが「いきます」

 と言い、それから5秒以内にレシーバーが「はい」と応えます。

 「はい」の声から5秒以内にサーバーがサービスをします。

 サービスは、テーブル上に静止させたボールを打って転がします。

▷レシーバーは、音を頼りにボールを打ち返します。

 打ち返したボールが、相手のラケットに触れる前に相手の守備コート内で

 停止するか、相手選手のラケットをかわしてエンドフレームの内側面に触

 れる(あたる)と、レシーバーの得点になります。

▷打ち返したボールが跳ねてアウトになるなど正しくレシーブできなかった

 場合は、相手の得点になります。

 また、反則を犯した場合は、相手の得点になります。

▷1ゲームは、11ポイント先取。1マッチは5ゲームからなり、3ゲーム先

 取した側が勝ちとなります。

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◇音をたてて打たないと反則

 打球時はすべて、打球音が聞こえるように打たなければ、「ホールディング」という反則になります。

また、ラケットの角度がテーブル面に対して60度未満の角度で打った場合も、打球音を出せないものと判断しホールディング。

 さらに、ラケットでテーブルやフレームをたたいたりこすったりして打球音を消した場合もホールディングになります。

 

 

 

 

 

◇2回打ってはいけない

 ボールを2回以上続けて打った(ラケットにあてた)ときは、「ダブルヒット」という反則になります。

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なるほどルール

◇余裕は たった2mm

 ネットとテーブルとの間のすき間は4.2㎝。

 それに対してボールの直径は4㎝。ボールが少しでも浮くと、ネットに引っかかってしまいます。

 余裕は、たったの2mmです。

 視覚にまったく頼らず、狙った位置に正確にボールを転がす、驚異的な集中力が求められます。

 試合会場に張り詰めた緊張感。応援する人たちも、静寂の中でボールの動きを見守ります。

ここがすごい!

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体験したい

☞​こちらにお問い合わせください

〇サウンドテーブルテニスを体験してみる

問合せ先:長野県STTクラブ

担 当 者:中村 貴代

連 絡 先:0263-32-5632

メ ー ル:welcome@naganoken-shinsyokyo.or.jp

問い合わせ可能時間:平日 9:00~16:30

〇用具を借りる

​同上

(参考文献)  『障がいのある人のスポーツ指導教本(初級・中級)2020年改訂カリキュラム対応』 

        ぎょうせい 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会編 2020年

         『全国障害者スポーツ大会競技規則集』 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会 2020年

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