公益財団法人長野県障がい者スポーツ協会
Nagano Adapted Sports Association
どんな競技?
視覚障害がある選手が行う5人制のサッカーで、フットサルを基にルールが考案されています。
(ピッチの大きさはフットサルと同じ40m ✖ 20mですが、両サイドに高さ約1mのフェンスが並び、サイドラインからボールがピッチ外に出ることはありません。
また、ゴールもフットサルよりやや大きいものを使用します。)
転がると音が出る専用のボールを使用し、選手はその音や、ゴールキーパー、監督、ゴール裏にいるガイド(コーラー)の声などから情報を得てプレーします。
試合時間は、前半・後半とも20分(プレーイングタイム)です。
競技の概要
▷1チームは、視覚障がいのあるフィールドプレーヤー4名と晴眼又は弱視のゴールキーパー1名の 合計5名で構成します。
相手ゴールの裏にいて声を出し、ゴールの位置やピッチの状況を選手に伝えるガイド(コーラー)もチームの一員として戦います。
▷フィールドプレーヤーはアイマスクを装着し、ボールから出る音などを頼りにプレーします。
アイマスクを着用するのは、光を感じる人から全盲まで選手の視覚に差があるので、公平な条件でプレーできるようにするためです。
▷選手同士の頭がぶつかって負傷しないよう、ヘッドギアを装着します。
▷ボールはフットサルと同じ大きさですが、中が特殊な構造になっていて、転がると「シャカシャカ」と音がします。
▷ゴールキーパーは、自陣の守備エリアにボールがあるときは声を出して選手に情報を伝えることができます。
◇「ノースピーク」という反則
選手同士が衝突してケガをしないよう、ボールを持った相手に向かっていく選手は自分の存在を相
手に伝えるために、「ボイ!」と声を出さなければならないルールがあります。
「ボイ!」と言わずにボールに向かっていくと、「ノースピーク」という反則になります。
「ボイ!」=スペイン語で
「行く」という意味
◇プレー中は声援なしで
観客が選手に声援を送ることができるのはハーフタイムや選手交代、タイムアウトなど試合がストップしている間だけ。それ以外のタイミングで声や音を出してしまうと選手のプレーの妨げとなります。
なるほどルール
◇研ぎ澄まされた感覚
選手たちは音を頼りにプレーしますが、頼りにするのはボールの音や声だけではありません。
足音やウェアのこすれる音はもちろん、相手のにおいや風など視覚以外の感覚をフルに働かせて情報を収集します。
◇抜群の空間認知能力
フィールドプレーヤーは目で自分や味方、相手選手の位置を確認することはできませんが、類まれな努力を重ね空間認知能力を手に入れています。ゴールキーパーやコーチ、ガイドの声、周りの味方・相手選手の声や動く音をもとに、選手によっては頭の中でピッチ全体をイメージしているそうです。
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同上
(参考文献) 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会のホームページから抜粋して引用しています。